2021/03/08 (更新日:2022/12/09)

大きく腫れた右膝が改善しバレーボールもできるようになりました

膝痛・変形性膝関節症

来院された方

愛知県名古屋市千種区在住 60代 女性 パート 
お悩み:右膝痛

当院に来院された経緯

昨年の5月にバレーボールで左膝痛になり、整形外科でリハビリを行い、歩行指導なども受けて左膝はなんとか良くなった。10月にバレーボールを再開したが、足が思う様に上がらなくなってしまってしまい、あまりうまくプレーできず不完全燃焼、もう1つの趣味であるボーリングは再開することもできなかった。
それからは普通に歩いていても左膝をかばっているせいか、身体が右に傾いてしまうようになってしまった。

その状態のまま10月末に孫を追いかけようとした時、今度は反対の右膝に痛みが走った。その場は特に動けないようなことはなかったが、次第に右膝がどんどん腫れてきて、右足が重くドーンとした痛みがあり、歩行には支障をきたすようになってしまった。

今回新たに痛めた右下肢は以前に肉離れをしていて、普段でもつまづきやすかった。その右膝のむくみをなんとかしようと自分でマッサージをして少しは楽になったが、右大腿後面(もも裏)まで張るようになってしまい、いよいよ手詰まりの状態になってしまった。

このままではいけないと思い、前に行った整形外科ではない所を探して、お嫁さん(既に当院に通院中)の紹介で当院に来院された。

カウンセリングと検査後の見立て

初回時、しっかりカウンセリングをしてから検査を行い、以下の見立てをしました。

「全身の様子」
立位で右肩が大きく下がり、首は前に飛び出し、典型的な猫背であった。

「右膝」
触診してみたが、骨に変形があるような感じは受けなかったが、膝全体的にかなり熱感・腫脹は見られ、痛みは膝前面、大腿前面に広範囲にあり、位置の特定はできなかった。可動域をチェックすると屈曲は40°ぐらいに制限されていた。早急に炎症を抑えていく施術が必要な状態だった。
ちなみに左膝は腫れもなく、状態は安定していたが、右膝をかばっていたせいで、左下肢全体に筋肉の張り感は出始めていた。
 
「股関節」
関節の動きが悪く、屈曲、内外旋に制限が出ていた

「足」
両足とも外反母趾があり、足関節が硬く、地面との衝撃をうまく吸収できていなかった

「首肩」
巻き肩、猫背、胸筋群が硬く、肘も内側にねじれており身体が前に引っ張られている典型的な肩こりタイプで、僧帽筋、脊柱起立筋群はかなり硬くなっていた。

施術計画

とにかく右膝の腫れをひかしていくことを最初に行い、そこから全身の歪みを整えて、右膝に必要以上負担がかからない身体づくりを行っていく

施術経過

1-5回目
「目的」
右膝の腫脹、熱感の軽減を最優先に身体を調整していく。
「結果」
右膝の炎症を抑えるために鍼灸施術を最優先に行い、状態が落ち着くまでのバレーボールの中止、空き時間のアイシング、週2回の通院などを指導しておいた。2回目にくると腫れが少し下がり、それに合わせて痛みも少し下がっていた。3回目から灸施術も追加してさらに炎症を抑え込んでいった。これにより5回目終了時に膝の腫れはほとんどなくなり、痛みもかなり軽減していたので、来院ペースを週1回に下げることにした。

6-10回目
「目的」
引き続き、右膝の炎症を抑えて、身体の歪みを整えていく

「結果」
右膝の状態がかなり改善してきたので、6回目から右膝中心の施術から身体の歪みを整える施術に切り替え、自宅でする股関節・腸腰筋の運動を開始した。非常に意欲的に運動に取り組んでくれたので、指導のしがいもあり、内転筋のストレッチ、胸郭を立てる運動、骨盤と股関節の連動をおこす運動とどんどん指導していった。

11-18回目
「目的」
 さらに状態を整えて、元気に生活できる体に戻していく
「結果」
この間にバレーボールには復帰を果たしたが、最初はあまり無理はをしないように指示をしておいた。運動後も大きな痛みは出ず、順調に改善していった。
そこでそろそろ筋トレも必要な時期に入ってきたので、自宅でできる筋トレを指導しようとしたら、あまり筋トレは得意ではない。と言われたので、足首にウエイトをつけて生活するようにお願いした。これなら運動を意識しなくても筋トレになるから一石二鳥だった。

全身の歪みをみると右肩の下がりが目立つため、そこをより意識して施術を行い、また自宅できる上肢、肩、鎖骨を連動させる運動を指導した。
これによりさらに身体の状態は整い、すっかり気になる所はなくなった。今は健康維持のために月1-2回通院をされている。

院長の目線

この方は右膝を大きく腫らしておみえになったが、話を聞くと左膝を半年前に痛めていた。身体は大きく歪み、両足は外反母趾と多くの問題を抱えており、身体が悲鳴を上げていたのだと思われた。

まずは腫れが大きい右膝から改善していくことが必要で、鍼灸施術をしっかりと行っていった。順調に腫れや痛みがひいていき、本人もお灸が非常に気持ち良くよく効いたとおっしゃっていられた。

右膝の腫れさえ引けば、動けるようになるので、そこからは全身を少しずつ整えていった。また非常に真面目な患者様だったので、こちらの指導する運動を真面目にこなしてくれ、すっかり習慣になったのはお見事でした。
これにより相乗効果が出て、よりスムーズに改善していきました。やはり本気で治そうとする方は、治療師と協調できるので、思ったように身体が改善していきますね。

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