2021/03/16 (更新日:2022/12/09)
産後の肩こり、腱鞘炎などが治まり元気に育児ができます
来院された方
名古屋市名東区在住 30代 女性 主婦
お悩み:産後の骨盤矯正(おしりが広がった)、肩こり、尾骨痛、腱鞘炎
当院に来院された経緯
初産で妊娠中から次第に太り始め、だんだん尾骨が痛くなってきた。体重が15kgも増えていて、そこから尾骨痛がさらにひどくなり、さらに肩こりや左手の腱鞘炎も出るようになってきてしまった。
産後約3か月が経ち、毎日にどこか身体が痛くて辛いし、妊娠による体型の変化が戻らないこと、それによる不調がおきないか心配になりだした。
いい治療院はないかとネットで近所を検索して、産後の骨盤矯正に力を入れているHPが分かりやすかったという理由で当院にお越しになられた。
カウンセリングと検査後の見立て
初回時、しっかりと検査を行い、以下の見立てをしました。
「全身の様子」
立位で右肩が下がり、首が前に出て巻き肩、骨盤は後傾してまだ緩んだ状態でした。
「骨盤・尾骨」
骨盤は後傾しベルトもあまり巻いていなかったので、まだ緩んでいる状態で左が前上方、右が後下方に偏移していた。骨盤が後傾した状態で座り、尾骨を支点にしてしまっているのが問題だった。
「首肩・胸・肘・顎」
もともと肩こりがあり、首肩周りの筋肉(脊柱起立筋群、僧帽筋など)は過緊張を起こしていた。顎まわりの筋肉もガチガチ、大胸筋も硬く、肘も内旋しており、肩こりになる要素は揃っていた。
「左手」
いわゆるドケルバン病でフィンケルシュタインテスト陽性で、左橈骨茎状突起付近に少し腫れがみてとれた。
手をついたり、赤ちゃんを抱きかかえたりが痛くて辛かった。
施術計画
痛みへの対処を優先しながら身体の歪みを整えて、痛みなく生活できる身体づくりをしていく
施術経過
1-5回目
「目的」
まずは痛みの強い腱鞘炎を抑えていき、同時に身体の歪みを整えていく。また自分でできる体操を覚えてセルフケアを行い、ある程度の自己調節ができるようにしていく。
「結果」
初回の施術で身体がおきて、呼吸がしやすくなり、身体が軽くなったことに喜んでいた。腱鞘炎に対しては鍼灸施術を勧めたが怖いみたいだったので、ひとまずサポーターで対応することにした。
またいい状態を維持するためにセルフケアが必要であると説明し、自宅での体操を指導していくことになった。胸郭を立てる体操、リンパを流して肩こりやむくみを治す体操などを指導した。
尾骨に関しては緩んだ骨盤で尾骨を支点に座っていることが問題だったので、正しい座り方を指導して、尾骨を支点にして座らないように毎日生活してもらうことにした。
これらにより少しずつ改善が始まりだした。
6-12回目
「目的」
さらに歪みを整えて、元気に動ける身体に戻していく
「結果」
身体が少しずつ整いだし、腱鞘炎は少しずつ良化し、尾骨痛も軽減してきていた。産後で姿勢を維持する筋肉がないので、体幹を鍛える筋トレ、痩せるために足の筋トレを指導した。これは体型を変えることに直結していたので、非常に前向きに取り組んでおられた。
また後半になると少しずつ赤ちゃんが重くなってきたいたせいか、肩こりが気になるみたいだったので、そこを重点的に施術を行い、肩甲骨はがしの運動も指導しておいた。
これらの相乗効果により骨盤は整い、尾骨痛、腱鞘炎もだいぶ良くなり、最初に抱えていた悩みはほぼ解決したので卒業されていかれた。
院長の目線
この方は妊娠中から尾骨痛が発生し、その後肩こり、腱鞘炎、体重増加と色々な問題を抱えて、限界を超えてからおみえになった。自分の身体への意識は高い方で色々調べたが、何をしていいか分からない状態で、彷徨っているように見受けられた。
何とかしたい想いが強く、来院までに凄く治療院を検索されたみたいで、当院の特徴(生活・運動指導)もよく理解されたいた。そのため施術に対して非常に前向きで、こちらが指導することを真面目にこなしてくれたので、身体も順調に改善していきましたし、運動の習慣もつくようになりました。
今後、ある程度の痛みなら教えた運動を駆使してセルフケアができるはずですが、限界を超えたら遠慮なくまたお越し下さいね。
やはり産後のお母さんはしっかりと骨盤ベルトを巻いて、手首あたりに痛みを感じたら早めにサポーターをして守っておくことが大切です。また筋力が落ちてしまうので、それに対する運動(骨盤底筋群、腹筋群)も必要不可欠です。
でも普段の生活の忙しさから何もしない方も多いのではないでしょうか?
後で色々な不調が出てくる可能性があるので、早めの対応が大切ですよ。
あなたも悩んでないで、是非一度、ご相談下さい。
当院があなたを、しっかりサポートさせて頂きます。
もしよければ、友だちになって下さいね。(ID:@vxl3202q)
お得な特典もありますよ(^_-)-☆