産後の腰痛、膝痛、股関節痛が治まり安心して仕事に復帰できます

2023年6月
月	火	水	木	金	土	日
	1	2	3	4
5	6	7	8	9	10	11
12	13	14	15	16	17	18
19	20	21	22	23	24	25
26	27	28	29	30

2020/05/22 (更新日:2022/12/27)

来院された方

名古屋市名東区在住　３０代　女性　会社員（育休中）　
お悩み：産後の骨盤矯正、腰痛、膝痛、左股関節痛

産後の骨盤矯正

当院に来院された経緯

１人目を出産して体調がすぐれない産後２か月目に、仕事の都合で名古屋に引っ越さなければならなかった。この時の引っ越しの荷造りなど作業が重なり、かなり体に負担をかけたせいか、腰痛・股関節痛・膝痛が出るようになってしまった。

腰痛は立ち仕事だったせいか、産前から抱えており、ここ最近では抱っこや寝返りでも痛みがでるようになっていた。
膝はあぐらをかいて、その上に子供をのせると両膝の内側に痛み走り、階段などではそこまで痛みは出ていなかった。
股関節は左が痛く、足を上げたり、寝返りで痛みが出るようになっていた。

色々な所が痛く日常生活に支障が出るようになってきたので、この産休中になんとか体を治して元気になり、さらに治った体で運動して産後太りを解消したいと考えていた。
名古屋に土地勘がないので、ネットで一生懸命検索して、HPを何件も見比べて、子供をしっかりみてくれ、根本改善をうたっていた当院HPを気に入りおみえになった。

カウンセリングと検査後の見立て

初回時、しっかりヒアリングして検査を行い、見立てをしました。

「全身の状態」
立位でみると、左肩が下がり、骨盤が歪み、体幹が左回旋していた。全体的に筋力がなく、産後の体重増加を支えきれていない感じであった。

「腰」
腹筋群はほぼないために背部の脊柱起立筋群に過度の筋緊張がみられた。また反り腰のせいで余計に腰に負担がかかっているのがみてとれた。

「骨盤」
産後５ケ月だが、まだ緩く、左が後下方、右が前上方に偏移していた。

「股関節」
左股関節は屈曲（膝を胸に抱えてくる動作）で痛みがあり、股関節の屈曲に深くかかわる腸腰筋を触るとかなり筋緊張が強く痛みもあった。普段座ったり、かがんだりしている姿勢をよくしていることが予想できた。

「両膝」
膝は整形外科テストを行っても痛みの再現は特になかった。あぐらも子供を乗せなければ痛みもなくできるが、開排時に左股関節に痛みは生じていた。大腿部の筋力低下もみてとれた。

施術計画

全身の歪みをしっかり整えて、関節や筋肉にかかる負担を正常に戻して、元気に生活できる体に戻していく。

施術経過

1－４回目
「目的」
全身の歪みを整えていき、体にかかる負担を正常に戻していく。

「結果」
初回で顎周りを触るとかなり筋緊張が高かったので、頭痛がないか聞いてみると中学生から頭痛があるとのことだった。頭痛についても様子をみていくことにした。
３回目から自宅でする股関節の運動を指導しておき、4回目で両膝痛が軽減してきていた。

５－９回目
「目的」
引き続き、全身の歪みを調整して、体状態を正常に戻していく

「結果」
７回目ぐらいから頭痛の方もほとんど出なくなってきておりすごく喜んでいた。この時点で一番気になるのは左股関節になり、腰痛も良化していたが、股関節の調子が悪いと連動して痛いとのことだった。
左股関節に関しては前側の鼠径部に痛みがあり、股関節の屈曲（膝を抱える動作）での痛みが顕著であった。

９－１１回目
「目的」
左股関節痛を治して、痛みのない体に戻していく

「結果」
この頃は左股関節の痛みが前に出たり、横に出たり、後ろに出たりと日によっていうことが変わってしまう状態であった。しかし次第に痛みの出る場所は前面の鼠径部付近に限局され、なおかつ左股関節屈曲時の、右仙腸関節痛（骨盤の背面の右側の痛み）が分かるようになっていた。
11回目には全体としては頭痛、膝痛も治まり、腰痛、股関節痛もかなり軽減してきていた。

１２－１９回目
「目的」
左股関節痛をとりきり、元気に生活できる体にしていく

「結果」
左股関節の痛みは時間がかかったが、なんとかとりきることができた。体はすっかり元気になり、育児や家事もスムーズにでき、ダイエットのために自由に歩いたりできるようになり、本人も大変満足されていた。

その後も健康維持のために月1回ぐらいの施術を継続されている