2018/12/16 (更新日:2023/02/28)
子育てによる腱鞘炎を克服し元気に子育てできるようになりました
来院された方
名古屋市千種区在住 30代 女性 主婦 産後4か月(初産)
お悩み:産後の骨盤矯正、腱鞘炎
当院に来院された経緯
4ケ月前に出産して子育てをしている時から肩こり・腰痛は少しあった。2ケ月前から左手首が痛くなり、子供を抱っこするのが辛くなり、次に左小指が朝指を曲げると戻らなくになり、しまいにはそれをかばっていた右手首も少しずつ痛くなってきていた。
このままでは子育てへの支障が大きいのと、産後の骨盤の歪みのせいか、腰痛、産後太りも気になっていたので、一緒に治したい思いとネットで検索して来院された。
カウンセリングと検査後の見立て
初回時、しっかりヒアリングして、それを確認するために検査を行い、見立てをしました。
「全身の状態」
立位でみるとかなり大きな側弯症(背骨が曲がっている病気)を確認でき、上部胸椎が左に振れ、下部胸椎が右に触れていた。その影響で右肩が下がり、骨盤が歪み、体幹が左回旋していた。
「手首・指」
いわゆるドケルバン病で、母指(短母指伸筋と長母指外転筋)が手首(橈骨茎状突起)付近で強い痛みを出していた。左がかなり強く右も少しあった。また左5指もばね指(腱鞘炎)で、曲げると戻す時にひっかり、引っ張らないと指が伸びない状態になっていた。
「首肩」
首肩の筋肉の緊張は高く、特に右肩の下がり具合は顕著で、左の背中筋肉がかなり盛り上がり、右とは差がお大きかった。
「腰・骨盤」
側弯症の影響を受け、腰の筋肉も硬く、また筋肉量にも左右差があり、右が大きく、左は小さかった。
骨盤は左後上方、右前下方に歪んで、緩んでいた。
施術計画
両手首の腱鞘炎の消炎鎮痛・疼痛緩和を最優先に行い、次に側弯症の影響で大きく歪んだ体をベストな状態まで整えていく。
施術経過
1-6回目
「目的」
腱鞘炎の消炎鎮痛・疼痛緩和を最優先にし、全身の歪みを調整していく
「結果」
1回目は整体だけで施術したが、やはり痛みが強かったために、2回目から鍼灸施術も追加して行っていった。4回目で左の腱鞘炎の痛みが減り始め、逆に6回目から右の腱鞘炎が気になるようになってきた。
7-10回目
「目的」
引き続き、腱鞘炎の消炎鎮痛・疼痛緩和をし、全身の歪みを調整していく
「結果」
10回目の頃には左手首の腱鞘炎はほとんど気にならなくなり、産前のズボンもはけるようになっていた。ただ代わりに右手首と左5指の腱鞘炎は気になった。
11-15回目
「目的」
右手首と左5指の腱鞘炎の消炎鎮痛・疼痛緩和をし、全身の歪みを調整していく
「結果」
14回目で右手首、左5指もかなり楽になってきていたが、なんとこの後、子供を抱きかかえようとして右手首に強い痛みが出て、15回目の時にはかなり痛みが増していた。
16-19回目
「目的」
悪化した右手首の腱鞘炎の消炎鎮痛・疼痛緩和をし、全身の歪みを調整していく
「結果」
19回目で右手首の痛みもかなり楽になり、左5指のひっかりもほとんど気にならなくなった。
20-24回目
「目的」
全身の歪みを調整し、元気に生活できる体にしていく
「結果」
さらに調整して両手首、左5指の痛みは気にならなくなった。
それ以降は体の歪みを整える定期ケアを、転居されるまで続けていました。
院長の目線
この方はかなりひどい側弯症があり、体全体が歪んでおり、そこに子育てが加わり、腱鞘炎を発症してしまいました。産後の子育てで腱鞘炎を発症する方は多く、急に何キロもある赤ちゃんを長時間、抱っこしないといけない生活が始まり、しかも赤ちゃんは日々大きくなっていきますので、体がついていけない方が多いのが現状です。
こういった腱鞘炎には鍼灸施術が大変有効で、この方は鍼灸施術が大好きだったので、通常の整体に鍼灸施術を加味して行い、体は順調に整っていきました。
あなたも産後の腱鞘炎・腰痛などに気になることがあれば、是非、一度ご相談下さい。
しっかりサポートさせて頂きます。
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