2019/08/16 (更新日:2023/02/28)
産後の骨盤矯正で股関節痛が治まり鍼灸で腱鞘炎もよくなりました
来院された方
名古屋市名東区在住 20代 女性 公務員(初産、育休中)
お悩み:産後の骨盤矯正、腱鞘炎、股関節痛
当院に来院された経緯
出産して3ケ月が過ぎ、育児をしていく中で股関節が痛くなり、歩いていると足の長さの違いを感じるようになった。また抱っこをよくするせいか、両手首が痛くなり、首肩背中が張り、頭痛も良く出るようになった。最近は抱っこをしていると両膝の内側にまで痛みを感じるようになり、ほぼ全身が痛くなってしまった。
このままでは子育てに支障がでると、ネットで検索をして、子どもを預けられて、しっかり体をみてくれるという条件で治療院を探して、当院におみえになった。
カウンセリングと検査後の見立て
初回時、しっかりヒアリングして検査を行い、見立てをしました。
「全身の状態」
立位でみると、左肩が下がり、骨盤が歪み、体幹が左回旋していた。以前踊りのバレーをしていたせいか、関節の可動域は割とあるタイプだった。
「骨盤・股関節」
骨盤は骨盤ベルトをあまりしてなかったせいか、産後3ケ月でまだ緩くしっかり閉じておらず、左が後下方、右が前上方に歪んでいた。股関節の痛みは鼠径部あたりと臀部外側にあり、特に動作ができないということはなかったが、動くと痛みを伴う感じであった。
「手首」
よくあるドケルバン病で両手首の親指側に強い痛みがあり、フィンケルシュタインテスト(親指を他の4指で握り、痛い手首の親指側を伸ばすように動かす動作)を行うと陽性反応が出ており、局所を直接触ってもかなり圧痛腫脹、炎症が起きていた。特に左側の方が症状が強く出ていた
「首肩」
育児で抱っこや授乳をするせいか前かがみになることが多く、首肩背中にかけて筋肉の緊張が高く、前側の大胸筋もかなり硬くなっていた。また頚椎や頭蓋を触るとずれがあり、頭皮の緊張も高く、これが頭痛の原因となっていた。
「膝痛」
子供を抱っこして、寝かせつけるための軽い屈伸をすると膝内側に痛みが出るようになっていた。ベッドで寝た状態で膝内側を触ってもそこまで痛くなく、子供という負荷が大きな負担になっていた。
施術計画
全身の歪みを調整し、骨盤をしっかり整え、その上で必要であれば腱鞘炎に対して消炎鎮痛目的で鍼灸施術を行い、元気に子育てできる体にづくりをしていく
施術経過
1-5回目
「目的」
しっかり全身の歪みを調整していく
「結果」
初回の整体で重心が後ろに下がり、胸郭が広がり呼吸がしやすくなり、体が軽くなるのを実感できた。ただ同時に肘、胸、手首、膝、股関節、骨盤と多くの問題をはっきりと認識できており、しっかり定期ケアをしていく必要があることが再認識できた。
5回目までに膝痛と股関節痛はかなり軽減でき、骨盤は徐々に整いつつあった。問題になってきたのは両手首で、痛みの軽減があまりみらず、そのため次回以降手首には鍼灸施術を行うことにした。
6-10回目
「目的」
引き続き、 全身の歪みを調整し、骨盤を整えて、腱鞘炎の痛みを緩和していく
「結果」
骨盤はさらに整い、施術の中に頭蓋調整もまぜていき、頭痛の頻度も軽減していた。6回目から鍼灸施術もしているので、徐々にではあるが手首の痛みも軽減してきていた。
11-13回目
「目的」
さらに全身を整え、手首の痛みをなくしていく
「結果」
13回目には手首の痛みもほぼ気にならなくなり、無事訴えていた症状は全てクリアになった。
14-19回
「目的」
さらにいい状態を体に覚えこませ、再発しにくい体づくりをしていく
「結果」
元気に子育てできるようになり、笑顔で卒業されていきました。
院長の目線
この方は産後の骨盤矯正、腱鞘炎、股関節痛、膝痛、頭痛など色々な症状を抱えてでおみえになった。早く元気な体に戻りたいと施術に対してすごく前向きで、しっかり定期ケアを積み重ねれてきたので、順調に回復していきました。腱鞘炎みたいな炎症疾患はやはり鍼灸施術が大変有効であると再認識した症例でした。
またお母さんは子供を抱っこするなど手を非常に多く使うので、手首を守るために、少しでも違和感を感じたら早めに手首のサポーターを使用して負担を軽減していきましょう。
腱鞘炎が進んでからでは治すのに時間がかかるので、早めのケアが大切です。
あなたも産後の骨盤矯正、股関節痛、腱鞘炎など産後の不調でお困りなら、是非、一度ご相談下さい。
しっかりサポートさせていただきます。
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