2018/11/07 (更新日:2023/02/28)
手足の痛み・しびれでできなかった仕事ができるようになりました
手のしびれ・頚椎椎間板ヘルニア, 腰椎椎間板ヘルニア・坐骨神経痛
来院された方
名古屋市千種区在住 50代 男性 会社経営(ほぼ座り仕事でたまに現場にいく)
お悩み:病院で頚椎椎間板ヘルニア、腰椎椎間板ヘルニア、外側上顆炎と言われ、手のしびれ、肘痛、腰痛、臀部~下肢の痛み・しびれで毎日がつらい
当院に来院された経緯
30代に腰を痛めて、腰椎椎間板ヘルニアと言われ、病院のリハビリを繰り返し、良くなりそのまま忘れていた。数年後、また腰が痛くなり、右足にしびれが出てきたので、病院で検査をするとヘルニアが悪化しているので、手術を勧められた。色々悩んだけど、病院のレーザーの手術を受け、症状は落ち着いた。
さらに数年後、腰の痛み・右足のしびれが再発、体を検査してみると腰椎椎間板ヘルニアは変わっていないが、新たに頚椎椎間板ヘルニアがみつかり、この影響で足にしびれ出ていると言われた。 そのため首の手術をすることになり、骨移植と神経開放の手術を行い、腰の症状は良化し、落ち着いたかにみえた。
しかし半年後にまた腰が痛くなり、右足にしびれがでるようになった。手術をした病院から「これ以上、整形外科的にすることはない」と言われ、そこから治療院通いが始まり、体にいいと聞けば、とくかく行って色々試したがダメだった。
おまけに1年前から右肘の痛みまで出てきて、病院で外側上顆炎と言われ、違う病院を2-3件はしごし、鍼灸院で鍼灸治療もうけたりしたが、肘、腰、足ともあまり改善はみられなかった。 ここ1-2年は友人の整体院に通い、100万以上は使ったが結局駄目だった。
最近は右手のしびれ、右肘の痛み、腰~足への痛みとしびれで、仕事が困難になりつつあり、字を書くのもままならず、現場で立っていると1分足らずで足がバンバンにしびれてきて、抜け出して座らないと耐えらない。 このままでは仕事ができなくなる不安を覚え、少しでもよくならないかと来院。
カウンセリングと検査後の見立て
初回時、右肘痛と右手のしびれで予診票を書くことが難しく、カウンセリングをしながら私が予診票を埋めていき、その後動ける範囲で検査を行い、以下の見立てをしました。
「全身の様子」
痛みのため、代償運動(かばった姿勢)の入った状態で来院。右肩が下がり、上半身はやや前傾姿勢、右肘が痛いため、左手で持ち上げていた。横からみなくてもお腹が飛び出ていたのが分かる典型的な中年太りの体型のため、腰足にかかる負担はおおきくみえた。歩行は右足に体重がかかると痛いので、足を引きずっていた。
「右肘」
曲げることはできるが、痛みで伸ばすことができず、周りの筋肉も硬くなり、肘の可動域も減少、完全伸展(肘をのばしきること)ができない状態。特に腕橈骨筋(肘の外側の膨らんだ筋肉)が目立って硬く、肘の外側に強い圧痛点が存在し、触ると悶絶した。
「首・手」
頚椎の下部(c6-c7)に手術痕があり、その骨際をさわると右手にしびれが走った。 手のしびれが強く、首の動作確認があまりできなかったが、特に首の伸展(上をみること)が少しもできなかった。
「腰」
椅子に座っていれば痛くないが、立っていると1分でおしり、右足が強くしびれ、座らないと治まらない。 腰椎下部の右骨際と右臀部中央(おしり)を触ると強く右足にしびれが走った。 本来あるべき腰椎の前彎(前側へのそり)もなくなり、骨盤も後ろに傾いていた。
施術計画
ここ最近字が書けなくなり、仕事に大きな影響が出ているので、一番強い痛みを訴えている右肘の痛みを緩和することを優先的に行う。その後、元凶である首と腰のヘルニアのために全身の歪みを調整し、体のかかる負荷を正常にしていき症状の改善を目指す。
首も腰も症状が長年続いているので、時間をかけてじっくりやっていく必要がある。
施術経過
1-10回目
「目的」
肘の痛みの緩和を最優先に行い、動ける範囲で歪みの調整を行い、首腰への負担の軽減を目指す
「結果」
3回目ぐらいから肘の痛みが減少し、肘が少し伸びるようになり、10回目には自分のシャツのボタンを留められるようになった。首、腰に関しては一進一退をくりかえしていた。
11-20回目
「目的」
肘の痛みが少しずつ下がってきたので、施術の中心を少しずつ首と腰のヘルニアにシフトし、全身の歪みの調整を最優先にする。
「結果」
肘が徐々に回復し、痛みは半減し、かなり伸展できるようになってきた。手足のしびれが少しずつ、弱くなってきた。
21-30回目
「目的」
引き続き、全身の歪みを最優先に施術を行い、肘もフォローする
「結果」
27回目にして、肘の完全伸展(肘がのびきること)ができ、痛みもかなり改善。手足のしびれがまた減り、腰~足にかけての痛みも少しずつ減少しいい傾向。
31-50回目
「目的」
肘が落ち着いてきたので、全身の歪みの調整を中心に行い、特に腰の調整を行う。
「結果」
次第に足のしびれが減ってきて、出る日と出ない日があるようになった。ただ現場で立っていると、てきめんに足にしびれが出てきた。44回目から感じなくなっていた手のしびれがまた右手母指にでるようになった。
51-61回目
「目的」
腰足の痛み・しびれと右手のしびれをとりきるために全身の調整を行う 。
「結果」
全身の歪みが整ってきて55回目で手のしびれは感じなくなり、61回目で腰足の痛み・しびれも気にならなくなった。
院長の目線
この方は腰椎椎間板ヘルニア、頚椎椎間板ヘルニア、外側上顆炎と多くの病気を抱え、しかも首、腰と手術をして、年数が経っており、大変難しい症例でした。
これだけの症状を抱えた方を、その痛み部分だけをみて施術していては、とても改善に導いていくことはできませんでした。広い視野で全身からアプローチしたからこそ、すべてをいい方向に導くことができたのだと思いました。
また病院でさじを投げられた方でも、体の歪みを戻す根本施術を、適切な期間、定期ケアをしっかり行えば、元気な体に戻ることができると改めて感じました。
あなたも同じように悩みを抱えているなら、是非、一度ご相談下さい。
全力でサポートさせて頂きます。
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