2017/08/02 (更新日:2022/12/07)
腰痛への心理的影響
腰痛は運動器疾患ですが、骨折や捻挫などの運動器疾患に比べても、悩みが深刻になりやすいと思います。 それは腰痛になると日常生活での基本的な動作が、大きく制限されてしまうからです。
普段何気なく行っている動作、座ったり、立ったり、物を運ぶ、仕事や家事をこなす、自動車を運転するなどが、 思いどおりにできなくなるのです。しかも、腰痛は働き盛りの人に多く発症し、肉体的な苦痛はもちろん、仕事、家事、育児などの身近な日常動作に支障をきたします。 普通のことが、普通にできない現状が、患者さんには大きな精神的負担となるのです。
関節・骨・皮膚の痛みとは異なり、腰痛の痛みはとても不快な痛みで、その痛みの強さと性質、部位が日々変化します。重苦しい痛み、ズキズキする痛み、チクチクする痛みなど、痛みの性質が時間の経過とともに変わったり、 また痛い部位も腰、臀部、足だったりします。さらにしびれや冷え、ピリピリする痛みなどが増減を繰り返します。
いったいいつよくなるのか?治るのか?などの不安がどんどん膨らんでいきます。 そういったことが、腰痛を悪化させ、長期化させる要因になっていると考えられます。
多くの腰痛の原因は目に見えない
足の関節の捻挫などの場合は、腫れ、熱感があり、触れば容易に判断できますが、腰痛でレントゲン検査などをしても、病変の特定をすることが難しいです。
あなたは腰痛で病院にいって、レントゲンをとったけど「異常なし」と診断を受けたことはありませんか? 自分はつらい症状があるのに、異常なし? なんでそうなるの?
レントゲン、CT、MRIをとったとしても馬尾神経、神経根、椎間板、椎間関節 筋肉、靭帯など色々な要素がありすぎて、医者でも本当の原因を特定することが難しいのです。 もちろん顕著に問題が見つかれば、そこを原因と特定することはできます。 でも意外とそこまでの所見がないのが、多くみられるのです。 だから原因の特定が難しいのです。
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