2017/09/14 (更新日:2022/12/07)
腰痛予防ー姿勢や日常生活のポイント
腰痛の患者さんの多くは、いわゆる腰痛症といわれる腰痛で、その多くはレントゲン検査をしても、腰や骨盤などには異常が見つかりません。
しかし現実には腰や背中には痛みがあり、所見だけでは、腰痛の原因を分かることはできません。
腰痛は筋肉、靭帯、椎間関節、椎間板、椎骨への過剰な負荷が加わることにより、腰部の組織に疲労や変性が生じたり、炎症により神経が過敏になったことにより発症していると考えられています。
当院でもよくみられる腰痛症を含めて、青壮年の腰痛のなかには、中腰や前屈によって発症し、腰を前に曲げると痛みが増す前屈障害性腰痛がかなり含まれます。
前屈障害性腰痛の多くは、腰を長時間かがめていた、長時間中腰の姿勢をした、長時間座っていた、長時間自動車の運転をしていた、などがきっかけで発症します。 従ってこのような姿勢や動作をできるだけ避けることが大切で、また大きな予防法になります。
しかし日常生活の中で、座位や自動車の運転、中腰の姿勢は欠かせない姿勢でもあり、これらをすべて避けるようにすることは、現実的には難しいのが現状です。 そこで以下のことを意識して生活をしてみて下さい。
前屈障害性腰痛の姿勢・日常生活の基本となるのポイント
①年齢に応じた適度な腰椎の前彎が維持された姿勢を保つ
②中腰や腰椎の前屈をできるだけ減らすため、膝・股関節をうまく使う
③手に物を持つ動作では、できるだけ物を身体に近づけて、膝・股関節を利用する。腰だけで持ち上げない
④腹筋、背筋に適度な緊張を常に保ち、筋力の力で、腰にかかる負荷をサポートする
⑤腰をひねったまま、強く腰を前後に曲げないこと
⑥よい姿勢でも30分以上は続けない
日頃から以上の6つのポイントを常に意識して、姿勢を正しく保ち、腰に負担のかかりすぎる動作を控えるようにしましょう!
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