2017/07/20 (更新日:2022/12/07)
腰は身体の要
これから何回かに分けて、腰について勉強していきたいと思います。 人の脊椎(背骨)は26個の骨が連結してできています。頚椎(7個)、胸椎(12個)、腰椎(5個)、仙骨1個、尾骨1個 が標準で人によって多少の違いがあります。
人が自然に立った状態で、横から見ると脊椎は前後に彎曲(わんきょく)しています。 前に出るのを前彎(ぜんわん)、後ろに出るのを後彎(こうわん)といいます。 脊椎の彎曲は、頚椎で前彎、胸椎で後彎、腰椎で前彎となるのが正常です。 このS字カーブを、生理的彎曲といいます。生後12か月ごろまでに、徐々にS字になっていきます。 脊椎にS字カーブがあることで、身体を動かしたり、運動による衝撃や筋肉への負担を緩和し、姿勢のバランスを正常に保つことができます。
腰の働き
①体幹を支える 脊椎は身体の中心にあり、上半身を支えています。また上半身にかかる力を骨盤を介して、足に伝えます。
②運動の中心になる 腰が悪いと、身体は思うように動きません。脊椎1つ1つの動きは少なくても、脊柱全体としては、かなりの運動機能があります。
③神経を守る 脊椎には脊髄という神経が入っていて、そこから末梢神経がさらに身体全体に分配され、運動、知覚を伝達しています。
椎骨とは?
頚椎から腰椎までの24個の1つ1つの骨を椎骨といいます。 脊椎は椎骨とクッションの役割をする椎間板からなり、それを筋肉と靭帯がまわりから支えています。 椎骨は上下2個ずつが関節(椎間関節)を形成しており、その2個の椎骨の間に椎間板があり、この1ブロックを脊椎の機能単位といいます。 椎骨と椎間板が交互に重なりあって、S字をした柱状の脊椎を形成しているのです。
横からみた椎骨の図になります。向かって左が腹側、右が背側です。 脊椎は椎骨と椎間板が交互に連なって柱状になっていますが、この椎骨と椎間板は、積み木を重ねたような構造になっているので、そのままでは簡単に倒れてしまいます。 積み重ねた木の柱の側面を補強すると崩れないように、この柱状の骨の構造を、筋肉と靭帯が支えて守り、 脊椎全体として、しなやかな動きができるようになっています。
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