2017/08/01 (更新日:2022/12/07)
腰痛ー坐骨神経痛
腰痛では腰の痛みの他に、臀部や下肢の痛みやしびれ、ひどいと下肢の麻痺などの症状がみられます。 これらは、腰部神経根症状と呼ばれ、その下肢痛をとくに「坐骨神経痛」といいます。
下肢痛には、軽いしびれや鈍痛程度のものから、激痛のために立つことも歩くこともできない重症のものまであります。
これらの下肢痛は、腰の動きに伴って強くなるという特徴があります。 若い人の場合は腰椎を前屈したり、痛むほうの足を上げたときに下肢痛が悪化することが多く、椎間板ヘルニアでみられることが多いです。
高齢者では腰椎を後屈したり、歩行によって下肢痛が悪化することが多く、腰部脊柱管狭窄症やすべり症などによくみられます。
坐骨神経は人体で最大の神経で、下肢全体の運動や知覚を支配しています。 この神経に問題がおきれば、下肢全体に痛み・しびれ・感覚障害などの症状を引き起こすことになります。
下肢の痛みの主な原因
下肢の痛みを伴う腰痛では、その下肢の痛みやしびれなどは、主に馬尾神経や神経根と呼ばれる部分が機械的に圧迫されたり、炎症を起こしたり、血流が障害されたりしたときに起こります。
すると、その神経が支配している臀部(おしり)や下肢が痛くなったり、しびれたり、麻痺を起こしたり、長時間歩けないなどの障害を起こします。 これは、神経を入れている脊柱管が狭くなったり、椎間板ヘルニアなどにより馬尾神経や神経根が機械的に圧迫され、炎症が起きたことが原因で起こります。
痛みと神経
痛みは脳や脊髄から出ていて、体全体に網目のように分布している末梢神経のうち、痛みを感じる神経の末端が、何らかの原因で刺激され、その刺激が脳に伝えられて、それに伴っておこる感覚になります。
脳が身体のどこかで発生した痛みの刺激を受け取ったときに、私たちは痛いと感じることになります。 つまりは脳が痛みを認知しており、腰ではないのです。
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